ANSを聞いて泣いて考えて

 

先日購入した、6月24日発売の

ジャニーズWEST 14枚目のシングル

『証拠』。

 

その中の『ANS』。

 

 

この曲がラジオで解禁され、初めて聞いた時、

夜な夜なわんわん大泣きした。

何の涙?って聞かれたら正直よくわからない。

自分でも泣いていることに驚いたくらいだから。(笑)

泣くだけ泣いて、Twitterで真夜中に語らいババアになったのは覚えている(超迷惑)。

 

 

その時のことを考えると多分、自分の大好きな人が手掛けた曲が世に放たれる嬉しさと、想像以上の歌詞の力を間に受けたからだと思う。

実際手元に来てフルサイズで聞いてからもその気持ちはわからないけれど、それに加えて、どこか苦しいという気持ちも芽生えた。

 

 

ドラマ『正しいロックバンドの作り方』にW主演した神山くんと流星さん。

最初は兄弟役!?って2人ともが驚いたようだったし、ファンの間でも驚きと喜びとが入り混じる謎の感情だった(笑)

 

そんなことは感じさせないような演技が見られたドラマから、インスピレーションを受けて2人で楽曲を共作したと情報解禁された時は、嬉しいという思いは勿論のこと、それ以上になんだか、らしいなぁと思いつつ、このドラマ出演がなければ影も形も無い、全く違う楽曲と出会っていたんだなと思う感慨深さに心躍らされた。

 

 

ドラマの中では熱いセリフがあったり、共感できるところがあったりと、どこか現実味を帯びていて、何歳になっても夢を抱いていることの尊さや誇らしさを全話を通して突きつけられたような。

自分に大きな夢はなくとも感情移入し易くて心動かされ、まさに主題歌の『証拠』の歌詞がぴったり当てはまるような、笑って泣けて努力していることを証明しているドラマだった。

 

 

 

 

そのドラマの中の言葉と、2人の持つ想いから出た言葉が1つの楽曲として表現され、主演の2人から出た言葉としても取れるし、ドラマの中の兄弟からのメッセージ、とも取れる。

 

 

それに加えて、2人からの言葉となるとこうも歌詞の言葉一つ一つに重みがあり強さが出るんだ、と感じた。

 

 

神山くんはこれまでもアルバム内の楽曲にて作詞作曲の才能を発揮していた。

そのため神山くんから出る鋭利でも愛のある言葉は何度も拝見している。

何処か闘志に燃えているような、この先も自分たちらしく突っ走っていく、みたいな。

鋭く尖っていても、その中にメンバー愛を感じたり。

 

過去の自分たちの状況について感じた苦しさや葛藤を包み隠さない潔さと、這い上がって見せるという泥臭さの表現が、いい意味でアイドルらしく無いというか、ここまで見せてくれるんだという気持ちにさえさせてくれる。

 

加えてこれは私の好みのことだが、神山くんの作る音楽、綺麗すぎやしませんか………(心からの問いかけと訴え)

 

楽曲は、歌詞から入る人とメロディから入る人がいる、と聞いたことがある。

私は専らメロディから入ります(聞いてない)

バンドサウンドの中にある様々な音がそれぞれ主張しつつ、他の音を消しているわけでもなく、引き立っている音色で。

その中でも部分部分で、歌詞の言葉を煽るように迫り来る感覚があったり、苦しい感情がメロディーラインに乗って訴えかけてきていたり。

綺麗という一言で片付けてしまうのが申し訳ないほど美しいバックサウンドがあってこその、この楽曲だと思う。

 

 

 

 

そして、流星さんの言葉選びが大好きな人間なので、共作とはいえ、とっても嬉しかった。

彼から出る言葉は否定がなくて、優しくて。

簡単なことじゃないのにそれがサラッと表現出来ると思っている。

ラジオでも否定的なこと、ネガティブなことに対して、共感と肯定のワンクッションを置いてから、

こうしたらいいんちゃう?

とか

こういうことなんじゃないかな?

と、新たな提案をしてくれたり、噛み砕いてプラスに解釈してくださる。

先日流星さん1人でラジオを行なっていた時も、メールのでの相談に対してのアドバイスが的確で、そういう考え方もできるなぁと思わされるところが多々あった。

パパジャニ開始前の宣伝動画でも照史くんが、流星さんは親身に相談に乗ってくれそう、とも言っていた。

 

魔法なんかなと思うくらいの彼の言葉に助けられたことが沢山ある。

 

 

そんな彼の優しさ、というよりかは強さがある今回の歌詞だったけど、相変わらず否定はないな、と思った。

 

過去の俺がお前を変える度強くなってきたように

 

神山くんが某テレビ誌で、これは流星さんの言葉と言っていた。

それを聞いて、なんだかいろんな想いが溢れた。

もちろんドラマにフォーカスしているところもあるけれど、この言葉が出てきたのは流星さんからということに間違いはなくて。

 

 

キツイように感じる言葉は役の一部であり、楽曲だからこそ成立する言葉であり、その中でも誰もが当てはまり同じような境遇は1度は経験したことがあるのではないかと思うような表現。

当たり前だが、あぁ、彼らも人間だと思わされた。

 

 

 

神山くんと流星さんの言葉が合わさると、言葉の強みと重みが増したような、そんな気さえする。

反骨精神のように、少し黒くさえ思えるようなところ。

わかりやすく自分を貶しているところ。

でも負けないと闘志を燃やしているところ。

そして悲しみを「オマエ」と表現したところ。

 

 

 

この全てがドラマからインスピレーションを受けできた、神山くんと流星くんから出た生の言葉であり、WEST7人が荒々しくも取れるほど泥臭く、叫ぶように歌い上げた、メッセージ性溢れる楽曲としての答えなんだろうな、なんて。

 

 

 

いい意味でアイドルアイドルしていない、貪欲でありながらもいい距離感であってくれて、人間味溢れた、そんなアイドルに出会えて本当に幸せです。